インプラント

2023.08.27

インプラントはどれくらいもつ?

インプラントの寿命
ブリッジや入れ歯と違って、インプラントは歯を失った部分に直接埋め込むことから、どれくらいもつのかが気になるという方は多くいらっしゃいます。インプラントは、患者さんの使い方によってインプラントの寿命を延ばすこともできるのです。

成功率の高さで分かるインプラントの寿命
スイスのベルン大学が行った、ストローマンインプラントで治療をうけた患者の10年間の研究報告によれば、痛みや異物感、動揺、インプラントの周囲に感染症がみられないなど、成功基準をクリアした割合(成功率)は全体の97%でした。また、インプラントが脱落せずに残っている割合(生存率)は98.8%と高く、この結果からインプラントの寿命の長さが分かります。

また、5年目の生存率と10年目の生存率とでは、ほぼ変わらなかったことが分かっているため、インプラントは正しい使い方をすることで、天然歯と同じように長く使い続けることができるのです。

 

インプラントの寿命を延ばす2つのポイント

インプラントは10年以上をお使いいただけるとはいえ、天然歯と同じように、お手入れをしなければ健康な状態を保つことはできません。インプラントの寿命を延ばすためには、次のようなケアが必要になります。

1.定期的にメンテナンスを行う

手術後はトラブルの有無にかかわらず、治療を受けた歯科医院でメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスの主な目的は、トラブルの早期発見と歯のクリーニングを行うプロフェッショナルケアで、定期的に行うことによって、インプラントの脱落につながるトラブルを未然に防ぐことができるのです。

歯科医院で行われるメンテナンスでは、次のようなことが行われます。

口腔内のチェック:
インプラントのぐらつきやゆるみのほか、歯肉や粘膜の状態などのお口の状態を確認します。また、インプラントに負担がかかっていないかをチェックするために、噛み合わせを見ます。

レントゲン撮影:
インプラントを埋入した部分をレントゲンで撮影することによって、周囲の骨としっかり結合しているかどうかを確認するほか、骨吸収などのトラブルのもとがないかをチェックします。

クリーニング:
普段の歯磨きが不十分だと、たまった歯垢に細菌が繁殖することにより、歯肉で炎症がおこるインプラント周囲炎を発症する恐れがあるため、通常の歯磨きでは除去が難しい歯垢や歯石を取り除きます。

ブラッシング指導:
歯磨きには、人それぞれ癖や磨くのが苦手な部分があることから、磨き残しをなくすための正しい歯の磨き方のほか、デンタルフロスやタフトブラシの使い方などの指導を受けます。

 

2.歯磨きによるプラークコントロール

インプラントの代表的なトラブルともいえるインプラント周囲炎を防ぐには、日頃の歯磨きが大変重要です。インプラント周囲炎によって歯肉の炎症が進むと、インプラントを支える骨の吸収が起こり、最悪の場合は埋入したインプラントが抜け落ちてしまうのです。
インプラント周囲炎を防ぐためには、インプラントの周囲を清潔に保つ必要があることから、毎日きちんと歯磨きを行って、プラークコントロールを心がける必要があります。

インプラントの寿命に影響を与えるトラブル

インプラントを長く使い続けるためには、インプラントのトラブルにつながる要因を取り除かなければなりません。特に、次のような項目に当てはまる場合は、主治医と相談の上、治療を進めていく必要があります。

歯周病:
歯周病に罹患している場合や歯周病で歯を失った場合は、インプラントの失敗のリスクが高くなるため、インプラント手術を受ける前にしっかり治療を受けて症状を改善させる必要があります。

喫煙:
タバコを吸っていると粘膜に炎症が起こりやすいく、手術した部分が治りにくいことから、インプラント治療の成功率が低い傾向にあります。また、歯周病のリスクも高いことから禁煙が必要です。

糖尿病:
糖尿病の場合、傷が治りにくく感染症にかかりやすいほか、インプラントと骨との結合が難しくなるため、主治医の指示に従って血糖値がコントロールされていなければ、インプラント治療が難しくなります。

骨粗しょう症:
骨粗しょう症と診断されて、ビスフォスフォネート系薬剤を服用している場合、手術後に顎骨の壊死が起こる可能性があるため、インプラント治療が難しい場合があります。

年齢:
骨が成長段階の未成年者や加齢により代謝が低下している高齢者は、インプラント治療が可能かどうか、事前に確認が必要です。

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