セラミック

2023.12.15

セラミック治療は保険範囲内でできる?

「セラミックを保険でできるらしい」と聞いたことはありますか?当院でも、患者様から相談を受けることがあります。

結論から言うと、原則セラミックを保険で行うことはできません。

恐らく、保険適用にある白い被せ物のことを指しているのではないかと思われます。最近の保険診療の改定により、一部の被せ物を白く保険でできるようになりました。保険でできる白い被せ物、詰め物と保険外の白い物で何が違うの?という方が多いと思われますので参考にしていただけたら幸いです。

セラミックは保険でできる?

現在、日本の保険制度ではセラミックを保険で行うことができません。詰め物であればCR(プラスチック)か金属、被せ物であればCAD/CAMか金属になります。このCAD/CAMをセラミックと思われているのかと思います。CAD/CAMについて詳しく説明していきます。

保険でできる白い被せ物-CAD/CAM冠

CAD/CAMはコンピューター上で設計し、ブロックを削り出して作られるハイブリッドセラミックの被せ物です。日本では2016年4月から保険適応になったためまだ存在を知らない人もいるんじゃないでしょうか?

2016年の段階では小臼歯(4、5番目の歯)のみ適用でしたが、2021年4月現在、前歯と第一大臼歯(6番目の歯)も適応になり、ほとんどの被せ物を保険で白くすることができるようになりました。

ただし、全ての症例で適応なわけではありません。第二大臼歯(7番目の歯)が4本全てあり、しっかりとした咬合関係を築いていないケースでは適応外になってしまいます。理由としては、確かに昨今の技術進化によりCAD/CAMの耐久性も上がりましたが、まだ金属やジルコニアと比べると脆いからです。

保険の被せ物は2年以内には作り直すことができないという決まりがあるため、咬合関係が良くないケースでは適応外になってしまいます。咬合関係は、実際にお口の中を見てみないとわからないため、まずは一度ご来院ください。

値段はどれくらい?

1回目に型どり、2回目に装着する流れで、合計で約10,000円(3割負担の場合)が目安となります。

セラミックと何が違う?

審美性、耐久性において、異なります。

セラミックの方が、審美性が高く、透明感があったり、見た目が自然に治療することができます。また、耐久性もセラミックの方が高く、変色や変形が少ないものとなっています。

ご自身にあった治療を

歯科医師と相談して、ご自身にベストな治療を選びましょう。

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