セラミック

2023.09.26

歯の被せ物、保険と自費何が違う?

 

歯の被せ物をしたことはありますか?虫歯が大きいと、虫歯の部分を削ったあと被せ物をする必要があります。
これから治療する方はもちろん、既に何らかの被せ物が入っている方、どちらにも役立つ豆知識をご紹介いたします。

保険治療の「被せ物」の特徴

「保険治療」とは、患者さんが一部負担金(1~3割)を医療機関窓口で払い、残りの7~9割分の額は皆さんが納めている「医療保険費」から支払う形です。皆さんのお金を利用するシステムですので、医療機関への支払いには細かいルールが決められています。
保険治療の特徴を大まかにいうと、「病気などで健康が害された場合に、支障なく生活できるレベルまでの医療」に対して支払われるというものです。これを歯に置き換えると、「噛めればいい」と言うレベルの治療までということになります。
現在歯科では、前歯に対しての被せ物は保険でも白いものがかぶせられます。ただしあくまでも「支障なく生活できる」というものになりますので、見た目に充分な配慮がなされるわけではなく、明らかに作り物っぽかったり、時間がたつと変色してくるというものになってしまいます。 このように、保険治療では審美的な要素を求める事はできないので、見た目を左右する前歯などでは自費での治療がおすすめになってきます。

保険と自費の「被せ物」の違い

保険治療の被せ物は、すべて金属でできたものか、CAD/CAM冠というプラスチックが混ざったものになります。加えて、前歯の場合は金属の被せ物に前面のみプラスチックを使用したものがあります。プラスチックは経年劣化によって周囲の水分を吸収して変色を起こしたり、それによって脆くなったりする場合があります。金属も経年劣化があります。
経年劣化によって起こる変色は白くすることはできず、唯一の改善方法としては被せ物の作り直しとなってしまいます。
一方、自費の被せ物は様々な種類がありますが、いずれも吸水や経年劣化を起こししにくく、見た目も透明感があり天然の歯と見分けがつきにくいものとなります。
保険・自費のどの被せ物にも共通することとして、作り直す際には歯を再度削らなくてはなりませんので、軽く口を開けて見えるところの治療や、将来的に歯の削る量を少なくしたいと考えている場合は自費治療での被せ物がおすすめと言えます。

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